【2023年】ナチス党の終焉!ニュルンベルグ裁判所記念館へ

ナチスを巡る旅の終着地

歴史は知るだけではなく、体感するもの

昨日はツェッペリンフィールドやルヒトポルトハインを見て回ってきたので、今日はナチス=ドイツの戦争責任と犯罪を断罪するために国際軍事裁判が行われたニュルンベルグ裁判所記念館へいってきました。

ニュルンベルグ裁判所記念館への行き方

ニュルンベルグ駅前から約10分

片道チケット(3.30€)を購入して、ホテルからすぐのニュルンベルグ中央駅から地下鉄U1に乗車して、Bärenschanze駅へ向かいます。

ドイツの切符って好きなんですよね
ニュルンベルグ中央駅U1ホーム
地下鉄の駅名のデザインも駅それぞれでおもしろい
乗り込んでいきます!
車内はこんな感じです。
Bärenschanze
Bärenschanze

10分ほど乗車してBärenschanze駅に到着しました。少し雪が降っていて寒かったですが、徒歩3分ほどなのでそのまま向かいます!

ニュルンベルグ裁判所記念館へ到着

ニュルンベルグ裁判所記念館

ニュルンベルグ裁判所記念館の開場時間は10時から。ぴったりと到着しました。入口で入場料を支払い(確か7€ぐらい)中に入ります。1Fと2Fにコインが返却されるロッカーがあるので荷物も預けることができます。残念ながらオーディオガイドは日本語はありません。

スクリーンプログラムは絶対見ましょう!

600号法廷のタイムトラベルのインスタレーション

復元された600号法廷ではお客さんは傍聴席に座ると、目の前に大きなスクリーンが現れ、そこに映し出される当時の映像と、法廷を重ね合わせながら説明を聞くことができます。素晴らしい演出でまるでタイムトラベルしているかのような気分になれます。プログラムが行われる時間は決まっているので、最初に見れるように調整して行くのをおすすめします。

映像インスタレーションの時間

10:30|12:00|13:30|15:00|16:30|
※火曜日を除く

復元された600号法廷
スクリーンに映し出される当時の映像

真っ暗でわかりづらいですが、大きなスクリーンに当時の映像が映しだれて、まるで目の前で裁判が行われているかのような臨場感を味わうことができます。音声は英語とドイツ語なので、ちょっと細部まで理解することが僕には難しかったですが、とてもおもしろかったです。

押収された機密書類が運ばれたケース
裁判で使われた書類
裁判所でルドルフ・ヘスらが座っていたベンチ

裁かれたのは、ローゼンベルク(占領東方地区担当大臣)、フリック(内務大臣)、フランク(ポーランド総督)、シュトライヒャー(教育大臣。ユダヤ人殺害計画立案)、ザウケル(労働大臣、ユダヤ人強制連行)、ゲーリング(元帥、政治警察組織者)、カイテル(国防軍長官)、ヨードル(国防軍参謀長)、リッベントロップ(外務大臣)、カルテンブルンナー(国家保安本部長官)インクヴァルト(オーストリアとオランダ総督、ユダヤ人強制連行)。このほか、ボルマン(ナチ党官房長)は逃亡中とみなされ死刑が宣告される(後に死体が発見され、自殺していたらしい)。

なお、ルドルフ=ヘス(前副総裁)は終身禁固となった。また逮捕されたナチ指導者の中には裁判前に自殺した(ヒムラーなど)や、ボルマン(注)のように逃亡したものもいた。

僕はここに来るまで、ここで裁かれたルドルフ・ヘスとアウシュビッツ強制収容所の所長のルドルフ・ヘスが同一人物だと思っていました。所長のルドルフ・ヘスはアウシュビッツ強制収容所のガス室横に設置された処刑台で死刑になっています。

そんな彼が拘束中に書いた著書「アウシュビッツ強制収容所」はアウシュビッツ、ホロコーストに興味がある方にはおすすめです。ルドルフ・ヘスの幼少時代、青年時代、アウシュビッツ所長を経て、敗戦後までが書かれています。

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裁判所の横には刑務所があるのでベルリンよりも高い壁がある

ニュルンベルグ裁判記念館 への行き方・店舗情報

店名ニュルンベルグ裁判記念館
電話番号+49 911 23128614
住所Bärenschanzstraße 72, 90429 Nürnberg, ドイツ
営業時間水曜日〜月曜日 10:00〜18:00
定休日火曜日
WEBhttps://museen.nuernberg.de/memorium-nuernberger-prozesse/